ホームページ作成ツールの選び方!4大CMS徹底比較

Webツール選びは「何を作りたいか」だけでなく、「誰が運用し続けられるか」という経営視点が成功の鍵です。今回は4つのCMS(WordPress、Google サイト、STUDIO、ペライチ)を戦略的に比較します。


1.CMS比較表

CMS比較
CMS比較
項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
主な用途オウンドメディア・大規模サイト社内ポータル・簡易HPデザイン重視の企業サイトLP・集客
操作難易度高(学習必要)低(直感的)中(ノーコード)低(直感的)
自由度極めて高い低〜中
コスト目安低〜中無料中(月額)低〜中(月額)
SEO対策強固限定的良好基本的
主なリスクセキュリティ・保守負荷拡張性なし・SEO不向きベンダーロックインページ数・機能制限

2.各CMSツールの詳細分析

(1) WordPress(資産構築型)

特性:
世界シェアNo.1。自由度が最大で、ブログや多機能なサイトを作れます。
・世界シェア40%以上
・プラグインで機能拡張

メリット
・SEOが強い
・機能拡張が豊富
・ブログ運用可能
デメリット
・設定が難しい
・セキュリティ管理が必要
・制作コストがかかる

ビジネス適性:
SEOに強く、Web集客を本気で考えるなら第一候補。ただし、セキュリティパッチやプラグインの更新といった「メンテナンス」が必須です。

向いている企業
・集客を重視する企業
・コンテンツマーケティング
・中小企業コーポレートサイト
向いていない企業
・IT人材がいない企業
・短期間で作りたい企業


(2) Googleサイト(無料・ミニマル型)

特性:
 Google Workspaceの一部として提供。とにかく無料かつ簡単。
・Googleアカウントだけで作成

メリット
・完全無料
・操作が簡単
・Googleサービス連携
デメリット
・SEOが弱い
・デザイン制限
・機能拡張不可

ビジネス適性:
 「名刺代わりのURLが欲しい」という初期段階には最適。ただし、SEOや詳細なデザイン変更がほぼできないため、本格的な集客には不向きです。
向いている企業
・小規模事業者
・団体
・名刺代わりサイト
向いていない企業
・SEO集客
・デザイン重視サイト

(3) STUDIO(デザイン・ブランディング型)

特性:
 国内発のノーコードツール。デザインの自由度と操作性のバランスが秀逸です。
・モダンなサイトが作れる

メリット
・デザイン自由度高い
・ノーコード
デメリット
・月額費用あり
・WordPressほど拡張できない

ビジネス適性:
 専門知識不要で、非常に洗練されたサイトが作れます。CMS機能も充実しており、更新頻度の高いお知らせや事例紹介も容易です。
向いている企業
・デザイン重視
・スタートアップ
・ブランディングサイト
向いていない企業
・低コスト重視
・高度なシステム連携

(4) ペライチ(即効・集客型)

特性:
 1ページ完結のLP(ランディングページ)作成に特化。予約機能や決済機能も連携可能。
日本の小規模事業者向け
・簡単操作

メリット
・LP制作が速い
デメリット
・多ページサイト不向き
・SEOは中程度

ビジネス適性:
 特定の商品を売りたい、セミナー集客をしたいという目的に特化。ITリテラシーが高くなくても、公開までのスピードが圧倒的です。
向いている企業
・店舗
・セミナー
・LP
向いていない企業
・多ページサイト
・大規模サイト

3.詳細CMS比較表

■ 基本情報

比較項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
運営会社Automattic社(米国)※OSSGoogle(米国)STUDIO株式会社(日本)ペライチ株式会社(日本)
無料プラン○(サーバー・ドメイン代は別途)◎(完全無料)○(ビジネス用途は有料推奨)×(2025年10月より有料プラン必須)
月額費用目安月1,000円前後〜0円〜590円〜(年払い)1,465円〜(年払い)
独自ドメイン△(有料契約が必要)○(Miniプラン以上)○(有料プランのみ)
SSL

■ 機能・操作性

比較項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
操作難易度△(初期設定が複雑)◎(最もシンプル)○(デザイン知識あれば直感的)◎(最も簡単)
デザイン自由度◎(テーマ数千種類)△(カスタマイズに限界)◎(4ツール中最高)△(テンプレート固定)
スマホ対応
ブログ機能◎(本来の用途)△(お知らせ程度)○(Personalプラン以上推奨)△(ビジネスプラン以上)
予約・決済機能○(プラグインで対応)△(外部サービス必要)△(外部連携必要)◎(標準搭載)
外部ツール連携◎(ほぼ全対応)○(Googleツールは◎)○(GA・GTM連携可)○(日本向け機能充実)

■ SEO・集客

比較項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
SEO設定の自由度◎(完全制御可)△(細かい設定は難あり)○(Personalプラン以上で充実)△(自由度低め)
ページ表示速度○(サーバー選定次第)○(Google インフラで安定)○(自動最適化)△(速度が落ちやすいとの指摘あり)
Googleインデックス◎(対策の幅が最も広い)△(上位表示は難しい)○(SEO特化ブログにはやや限界)△(最大20ページ制限あり)

■ 運用・サポート

比較項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
更新・管理のしやすさ△(習熟が必要)◎(直感的)○(ドラッグ&ドロップ)◎(最も簡単)
サポート体制△(公式サポートなし)△(Sites専用窓口は限定的)○(有料プランはチャット対応)○(メールサポートあり・日本語対応)
セキュリティ対策△(自己管理が必要)◎(自動管理)◎(一括管理)◎(一括管理)
日本語情報の充実度◎(国内情報が最も豊富)○(ヘルプあり)◎(日本企業運営)◎(中小企業向け事例が豊富)

■ ビジネス適合性

比較項目WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
向いている業種・用途中〜大規模サイト・SEOブログ・EC・長期運用起業初期・社内共有・NPO・名刺代わりサイトスタートアップ・デザイン重視・LP制作飲食・美容・教室など予約・決済が必要な小規模事業者
向いていないケースIT知識ゼロ・セキュリティ管理が難しい場合本格SEO・独自ドメインブランディング決済・予約機能が必要・大規模ECサイトSEO集客・ページ数が多いサイト

4.ホームページ作成ツールCMSの選択

ホームページ作成ツールCMSの選択
ホームページ作成ツールCMSの選択

(1)中小企業タイプ別おすすめCMSツール

企業タイプおすすめCMS理由
個人事業主Googleサイト・ペライチ低コスト・簡単
小規模店舗ペライチ予約・LP向き
士業WordPressSEO集客
中小企業WordPress・STUDIO信頼性・デザイン
EC事業WordPressWooCommerce活用

(2)目的別CMSツール選定ポイント

目的WordPressGoogleサイトSTUDIOペライチ
名刺代わりHP
LP制作
Web集客
デザイン重視
IT担当者がいない
ブログ更新が多い
SEO集客

まとめ

本格的な集客ならWordPress、コスト重視ならGoogleサイト、デザインにこだわるならSTUDIO、すぐに予約・販売を始めたいならペライチがおすすめです。

大切なのは「何をゴールにするか」を明確にすることです。まずは小さな目的から試してみるのも有効な手段です。自社スタッフが無理なく更新できるツールを選び、活気あるホームページを育てていきましょう。